(前回のつづき。前回はこちら

25歳に横田印房へ入社。

入社の経緯は、辞める営業さんがおられるので、その後任として。

最初は引き継ぎ。
取引先に挨拶をさせていただいたり、
商品の配達で先方へ。

外回りに慣れてくると、
今度は店内でハンコの勉強です。

実印とは?
銀行印とは?
認印について

など、知識を学びました。

印影についても学びます。
職人の手仕上げや機械彫りについて。
篆書-山口百恵


 
こういう勉強をしながら、店頭で接客をしながら、
印章の説明をして購入のお手伝いさせてもらいます。

この接客と言う仕事が僕には合っている様で、
お客様との話や質問に答える事がすごく楽しかった。


印章と言うのは、不思議なもので
大事なものではあるんだけど、
人生で一回か多くて二回ぐらいしか買わないもの 。

なので、お客様はあまり詳しく印章の事を知らないんです。
知らない事を分かってもらい、
納得して買って頂く。

これが僕の中でいつしかテーマになりました。

いかに理解してもらおうか、
こうした方が分かってもらいやすいんじゃないか?

こういう事を考える日々が続きます。


そのうち、FacebookなどのSNSも使うようになり、
当店の近況を発信するようになっていきました。


SNSなどを使っていると全国に友達も出来ていき、
その友達の所へ遊びに行ったり、
お互いの仕事について熱く語ったりもしました。

もちろん、広島でも頼りになる友人が沢山出来て、
困ったら頼ったり、
一緒に遊んだりと少しずつ人間関係を広げていきました。

 
この様に仕事をして、入社から7年目を迎えました。
7年目、今からだいたい1か月前に友人から

「印章をタガーから買いたい。彫ってもらえない?」 

この申し出はとても嬉しかった。
ただ僕自身、ほとんど印章を彫ることは勉強していなかったので受けることができなかった。

そして、同時に今までなんとなく目をそらしていた答えに対して、
解答をしなければいけないと思った瞬間でした。

印章を彫れる様になる
ハンコ職人になる!!

印章店に勤めているのに、印章を彫る事ができないなんて本当の営業ではないのではないだろうか?
自分自身のこれからを考えるうえでとても大事な決断でした。


当店には印章彫刻師50年の職人、林田がいます。
その姿をずーっとみていると職人と言うのも良いなと前々から感じていました。

そして、何より僕から印章を買いたいという言葉。
僕自身が彫れる様になりたい。
そう思うようになったのです。


このブログは、今何の技術も持たないタガーこと田頭が
印章を彫れる様になるための勉強をしながら
横田印房で起こるお客様との出会いや出来事などを書いていきます。

もちろん、考え方も書いていきます。

何かを極める為の行程を、
一緒に歩んでもらえたら嬉しいです。