四月になってお店もバタバタしています。
バタバタしていると、ハンコを彫る研鑽が出来にくくなります。

当店には、印章彫刻50年の職人、林田さんがおられます。
今日は、その仕事を後ろから見学させて頂きました。
たまたま彫るのを見る機会を得ることができてラッキー!!

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コッソリと写真も撮らせて頂きました。
今見ているのは印材に墨で文字を字入れしているところ。

この作業が印を彫る作業では一番大事。
文字のデザインを考えながら、一線一線書いていきます。

筆がしっかり墨を含まないと線が綺麗に引けずひっかかるし、
水を含みすぎていたらベチャベチャで線がにじむ。

目の前で行われる作業はものすごく緻密。
まだ、すべて出来るわけじゃないから、今回注意している点をジッと見続けます。

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次に、荒彫り(印の文字を大まかに彫りあげる)の作業を終えて、
仕上げの作業を横から眺めます。

これは太く、ズングリとしている文字が細くりりしくカッコよくなっていく過程を見れました。
刀が動く度に、文字の雰囲気が変わっていくんです。

こういう風な感覚なのかな?
あそこはそういう刀の動かし方をするのか!!
象牙と言う材質の硬さを音で感じる
など、見て学べる事が多い。


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 最後に、文字を整える仕上げ。
しっかりと丁寧に文字のバランスを整えていきます。

これは機械彫りには出来ない技術だよな。

僕は手彫りが出来る様になりたいと思った一時間半でした。
時間が本当にあっという間に過ぎていって、同じ姿勢で凝視していたから
見学が終わったら、体中がバキバキ。


お客様への納品するものなので、印面はお見せすることができません。
綺麗な印面をお見せできませんが、これだけ手間をかけて出来上がった印です。

お客さまにも末永く使っていただければ、幸いです(^^)
僕も、彫りたくなったので早速これから一本練習で彫ります。
日々、研鑽!
(2015.4.2)